株式投資型クラウドファンディングで資金調達を実施したJAM(ジャム)。
今回はこのJAMにおける資金調達状況や株主構成、現在のバリュエーションなどを紹介していきます。
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JAM(ジャム)とは??
会社名 | 株式会社JAM |
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代表者氏名 | 山川正則 |
本店所在地 | 大阪市北区豊崎6-6-23 北大阪印刷センタービル1階 |
電話番号 | 06-6485-2602 |
資本金 | 30,000,000円(平成29年6月16日現在) |
発行済株式総数 | 1,200,000株(平成29年6月16日現在) |
発行可能株式総数 | 10,000,000株(平成29年11月1日現在) |
設立日 | 平成19年7月23日 |
目的 | ・印刷及び出版業 ・印刷物のデザイン版下並びに企画、製作 ・広告、宣伝及びその企画制作業務 ・情報宣伝媒体の期悪立案及び販売 ・各種イベント、キャンペーン等販売促進に関する行事、催事の企画立案、運営 ・広告宣伝用の贈答品、記念品の販売 ・新商品に関する開発、企画立案及び販売 ・コンピューター及び周辺機器の製造、販売、保守、管理 ・コンピューターネットワークシステム及びソフトウェアの企画、設計、開発、販売、保守業務並びにコンピューターのインターネット接続代行業務 ・パソコン教室の経営 ・労働者派遣法に基づく一般労働者派遣事業、特定労働者派遣事業 ・衣料品・衣料雑貨品・日用雑貨品・事務用品・食料品・飲料品の卸小売業及び販売 ・生命保険募集業務及び損害保険代理業 ・上記各号に附帯関連する一切の業務 |
決算日 | 9月30日 |
JAM(ジャム)はシルクスクリーン印刷を手がけている会社です。
誰でも簡単にシルクスクリーン印刷ができるSURIMACCAというキットを販売しています。
様々なサイズバリエーションがあり、パーツを購入していけば様々なサイズの印刷が可能です。
SURUTOCOという作業場も展開しており、こちらでは実際にシルクスクリーンを体験できます。
現在はシルクスクリーン印刷を体験できるフランチャイズ店も国内で増えて来ており、香港などへの海外進出も計画しています。
JAM(ジャム)の資金調達状況
JAM(ジャム)の資金調達状況は下記の通り。
1回目の資金調達
1回目の資金調達はFUNDINNOで行われました。
調達日程や目標金額、資金調達額は下記の通り。
申込期間 | 平成29年6月16日~平成29年6月17日 |
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発行価格 | 250円 |
目標金額 | 2,000万円 |
上限金額 | 3,300万円 |
資金調達額 | 3,070万円 |
出資者数 | 223人 |
新規発行株数 | 122,800株 |
目標金額は2,000万円で上限は3,300万円という設定で資金調達をしました。
しかし、キャンセルや入金遅れの影響からか最終的には230万円少ない3,070万円となっています。
2回目の資金調達
2回目の資金調達もFUNDINNO(ファンディーノ)で行われましたが失敗に終わりました。
3回目の資金調達
3回目の資金調達もFUNDINNO(ファンディーノ)で行われましたが失敗に終わりました。
JAM(ジャム)のバリュエーション
JAM(ジャム)の各ファイナンス時におけるバリュエーションをまとめています。
資金調達1回目時のバリュエーション
発行済株式総数 | 1,200,000株 |
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発行価格 | 250円 |
資金調達額 | 3,070万円 |
プレバリュー | 3億 |
ポストバリュー | 3億3,070万円 |
JAM(ジャム)の株主やプロ投資家
判明しているJAM(ジャム)の株主やプロ投資家です。
- FUNDINNOの個人投資家
- 山川正則(CEO)
わかり次第追記していきます。
JAM(ジャム)の株主優待
JAM(ジャム)では現在、株主優待を実施していません。
JAM(ジャム)のマイルストーン
JAM(ジャム)の進展状況
資金調達後におけるJAM(ジャム)の進展状況です。
平成29年6月 | 3,070万円を資金調達 |
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平成29年11月 | 直営店のSRUTOCO(スルトコ)を東京にオープン |
平成29年12月 | 2回目の資金調達に失敗 |
平成30年1月 | FC展開を開始 |
平成30年8月 | FC店を含め全国に14店舗を展開 |
平成31年3月 | 3回目の資金調達に失敗 |
2回目と3回目のファイナンスに失敗しましたが、フランチャイズの店舗数は順調に拡大しており、海外展開も視野に入っています。
JAM(ジャム)のまとめ
FUNDINNOで2回目に資金調達した企業ではありますが、その後のファイナンスは残念ながら不成立となってしまいました。
残念ながら今後の資金調達も厳しいと言わざる終えません。
シルクスクリーンという事業的にも急激にスケールすることは難しいため、エグジットはずれ込む可能性が高いです。
国内での店舗数増加、さらには海外展開の成功が大きな鍵を握っているでしょう。