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AngelFunding(エンジェルファンディング)とは?? 特徴やメリット・デメリットまとめ

エンジェルファンディングのアイキャッチ画像

AngelFunding(エンジェルファンディング)という株式投資型クラウドファンディングのプラットフォームがあります。

今回はAngelFunding(エンジェルファンディング)の特徴から詳細、メリット・デメリットを紹介していきます。

エンジェルファンディングの運営会社は??

エンジェルファンディングのイメージ画像

AngelFunding(エンジェルファンディング)を運営しているのは株式会社Angel Fundingです。

以前はユニバーサルバンク株式会社という名称でしたがAngel Funding(エンジェルファンディング)をリリースしたタイミングで社名変更をしました。

株式会社WEIN Financial Groupが2020年10月に第三者割当増資の引き受け及び既存株主からの株式譲り受けにより、発行済株式の過半数を取得しています。

つまり株式会社Angel Fundingは株式会社WEIN Financial Groupの子会社です。

具体的な企業データは下記となります。

会社名 株式会社Angel Funding
住所 東京都港区海岸1-4-22 SNビル8F
創業 2015年5月
事業内容 投資型クラウドファンディングサービスの運営(第一種少額電子募集取扱業)
代表 鳥居佑輝 長坂有浩

エンジェルファンディングの代表取締役

鳥居氏と長坂氏の画像

エンジェルファンディングの代表取締役は鳥居佑輝氏と長坂有浩氏のお二人です。

当初は鳥居佑輝氏のみでしたが、長坂有浩氏が後から就任し、二人体制となっています。

鳥居佑輝氏のプロフィールは下記の通り。

イーストベンチャーズ株式会社に1号社員として新卒入社、未上場ベンチャー企業への投資活動(BASE等)及びファンドレイズ業務にDirectorとして従事する。3年間勤務後、株式投資型クラウドファンディングサービス「Angel Funding」を行う株式会社Angel Funding(旧:ユニバーサルバンク株式会社)を創業。

長坂有浩氏のプロフィールは下記の通り。

慶応義塾大学卒。Wake Forest University Babcock Graduate School 卒(MBA)。国際証券株式会社(現三菱UFJモルガンスタンレー証券)にてM&A及び株式引受業務を経験した後、JPモルガン証券にて株式公開引受業務に従事。
その後、独立系経営コンサルティング会社、M&Aアドバイザリー会社においてM&Aアドバイザリー業務、事業立ち上げの際の資金調達アドバイザリー業務及び経営コンサルティング業務に従事した後に起業。起業家支援及びセミナー・スクールを運営。
2015年の金融商品取引法改正を受け、2015年12月、株式投資型クラウドファンディングを運営するため株式会社ユニコーンを創業。2018年12月に第一種少額電子募集取扱業者として登録を受けた後、同社取締役を退任。

エンジェルファンディングの投資概要

エンジェルファンディングのスキーム画像

エンジェルファンディングでは投資家は出資の対価として株式が発行されます。

1社あたり50万円が上限。

あくまで1社あたりの上限ですので、A社に50万円、B社に50万円であれば問題はありません。

投資後は出資先から活動報告(IR)が行われ、進捗状況を定期的に確認することができます。

また、エンジェルファンディングは投資家、企業のサポート全般を行います。

エンジェルファンディングのメリット

投資家がエンジェルファンディングで投資を行う上でのメリットをまとめました。

メリット1:VC経験者が目利きした案件に出資ができる

代表取締役の鳥居氏をはじめ、エンジェルファンディングのメンバーはベンチャーキャピタリストや外資系金融機関出身が多いです。

今までに多くのベンチャー企業を見てきた豊富な実績と経験があります。

エンジェルファンディングではそんな投資のプロが審査した案件に投資することが可能です。

メリット2:ITや研究開発型ベンチャーに注力

エンジェルファンディングで取り扱う案件はITや研究開発型ベンチャーがメインです。

ITはSaaSやDX、フィンテックなど市場が拡大傾向にあるテーマが多く、イグジット時のバリュエーションがつきやすいです。

freeeやBASE、ウェルスナビなどここ数年でユニコーンになった企業も多数存在します。

メリット3:独自のコミュニティを形成

株式投資型クラウドファンディングでは企業と投資家の距離が近いことが大きなメリットです。

エンジェルファンディングではこの距離をさらに縮める活動として、独自のコミュニティである「AngelFundingコミュニティ」を形成します。

具体的にはWebやリアルでのイベント・交流会の定期開催など。

投資家と企業だけでなく、企業同士での交流も深め、新たな事業連携を目指します。

メリット4:定期的なモニタリングとIR支援

株式投資型クラウドファンディングは大きなリターンも魅力ではありますが、企業からの活動報告(IR)も醍醐味の一つです。

投資家はIRを受け取ることで企業の成長を確認でき、手触り感のある投資を体験できます。

エンジェルファンディングでは定期的に企業の経営状況をモニタリングし、企業が投資家にIRを報告できるようにサポートを行います。

IRが停滞するような企業を減らし、投資家と企業において良好な関係を続くことを目指します。

メリット5:エンジェル税制に対応

ベンチャー投資はエンジェル税制が利用できる点もメリットの一つです。

現在、国内における株式投資型クラウドファンディングのプラットフォームを運営する全ての事業者がエンジェル税制の認定事業者となっています。

エンジェルファンディングでもエンジェル税制が適用される案件を取り扱う予定です。

メリット6:ECF後の資金調達もサポート

エンジェルファンディングでは株式投資型クラウドファンディングでの資金調達後もサポートを続けます。

国内外のベンチャーキャピタルとのネットワークを生かし、ECF後のアレンジを含めた中期的なサポートを行うとのこと。

投資家においても出資先が次のステージに行くために追加の資金調達を行うことは重要です。

エンジェルファンディングが企業をサポートすることは結果的に投資家のメリットにも繋がります。

エンジェルファンディングのデメリット

続いてエンジェルファンディングにおけるデメリットもまとめていきます。

デメリット1:後発なために実績がない

エンジェルファンディングが株式投資型クラウドファンディング業務を行う金融商品取引業者として登録したのは2018年10月15日です。

これは国内では3番目の数字となっています。

現在国内では下記の5つのプラットフォームが運営中。

この5つは全て稼働しており、案件掲載の実績があります。

エンジェルファンディングは登録が早かったものの、実績面で見れば最も劣っていると言わざる負えません。

デメリット2:上場していないため信用が低い

ベンチャー企業の資金調達を応援する株式投資型クラウドファンディングのプラットフォームを運営していますが、エンジェルファンディング自体もベンチャー企業であり、上場していません。

また親会社の株式会社WEIN Financial Groupも上場企業ではありません。

もちろん業績自体も安定しているとは言えず、事業の継続性において不安が常に付きまといます。

ただし、エンジェルファンディングがもし事業をクローズしたとしても投資家の出資実績に影響はありません。

発行体との株主関係は継続されます。

エンジェルファンディングにおける投資リターン

エンジェルファンディングでリターンを得られる可能性があるのは出資先が下記のイグジットを行なった場合です。

  1. IPO
  2. M&A
  3. 相対取引

IPOは証券取引所に上場することです。

最も多くのリターンが期待できます。

M&Aは他企業が買収することです。

投資家の株式を買収先が買い取ってくれることで売却益を期待できます。

相対取引は投資家の株式を第三者が買い取ることです。

上記のイグジットが行われた時に株式を売却することが可能ですが、確実にリターンを得られるとは限りません。

可能性は低いですが売却損が生じる場合もあります。

エンジェルファンディングのまとめ

エンジェルファンディングをまとめます。

まとめ
  • WEIN Financial Groupの子会社
  • VCが目利きした案件に投資が可能
  • 1社あたりの上限は50万円
  • ECF後も定期的なサポート
  • 企業のモニタリングとIR支援
  • エンジェル税制が適用される案件もあり
  • 実績がない
  • 独自のコミュニティを形成

エンジェルファンディングではVCや金融機関出身者が審査した案件に投資ができます。

独自のコミュニティである「AngelFundingコミュニティ」でイベントや交流会にも参加可能。

モニタリングやIR支援など、サポートも充実しています。

さらにエンジェル税制が適用される案件に投資をすることで税制面での優遇を受けることができます。

ただし、後発のため実績がまだありません。

今後どれだけ魅力的な案件を出していけるかが重要なポイントになるでしょう。

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