元ZOZOの代表である前澤氏が設立した投資総額100億円規模の「前澤ファンド」。
その前澤ファンドが出資した企業14社が公表されました。
14社の中に株式投資型クラウドファンディングで資金調達した企業が2社含まれていましたので紹介していきたいと思います。
前澤ファンドが出資した14社
前澤ファンドが出資したのは下記の14社です。
- (株)ARIGATOBANK
- (株)小さな一歩
- (株)トレッタキャッツ
- フィッシュ・バイオテック(株)
- (株)アングラーズ
- (株)ユカシカド
- (株)MEDERI
- (株)クラセル
- (株)オープンスカイ
- (株)シーバルーン
- (株)オクリー
- (株)トイエイトホールディングス
- (株)ペンマーク
- (株)センキョ
(株)ARIGATOBANK、(株)小さな一歩の2社は前澤氏が100%出資。
その他の12社については30%〜70%ほどを出資したとのことです。
各社に対する出資額は公表されていません。
14社の中で株式投資型クラウドファンディングで資金調達した企業
前澤ファンドが出資した14社の中で株式投資型クラウドファンディングで資金調達した企業は下記の2社です。
- (株)シーバルーン
- フィッシュ・バイオテック(株)
(株)シーバルーン
株式会社シーバルーンは旧社名が株式会社オーシャンスパイラルといいます。
国内最大手のFUNDINNOで株式投資型クラウドファンディングを行った企業です。
募集時期は2019年の8月。
募集当時のプレバリューは17.4億円です。
目標金額870万円で上限は1,305万円。
最終的には68人の投資家から出資を受け、上限である1,305万円を集めました。
ファンディーノの募集ページで公開されているマイルストーンによると、2024年の3月期に売上高を125億円まで伸ばし、その後のIPOを目指しています。
フィッシュ・バイオテック(株)
フィッシュ・バイオテック(株)は旧社名を株式会社クラウド漁業といいます。
こちらもFUNDINNOで株式投資型クラウドファンディングを実施し、資金調達をしました。
募集時期は2018年の1月。
募集当時のプレバリューは4.2億円です。
目標金額は2,000万円、上限応募楽を3,800万円に設定し、最終的には213人の投資家から3,787.5万円を集めました。
公開されているマイルストーンでは2023年6月に売上高を21.6億円まで伸ばし、その後のIPOを目指しています。
まとめ
前澤ファンドが各社に対してどのくらいの出資を行ったのかは公表されていません。
ただし、総額100億円規模ですから数億円〜十数億円の出資は行われていると考えられます。
出資を受けた企業がどのようにスケールしていくかに注目です。