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FUNDINNO(ファンディーノ)とは?? 実績や特徴、メリット・デメリットのまとめ

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FUNDINNO(ファンディーノ)は日本初の株式投資型クラウドファンディングプラットフォームです。

実績は日本NO.1でエンジェル税制が適用される企業があるなど投資家から絶大な人気を誇っています。

今回はFUNDINNO(ファンディーノ)の実績から特徴、さらにはメリット・デメリットまで徹底解説していきます。

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Contents

FUNDINNO(ファンディーノ)とは??

FUNDINNO(ファンディーノ)は2017年4月にスタートした日本初の株式投資型クラウドファンディングのプラットフォームです。

運営しているのはベンチャー企業の株式会社日本クラウドキャピタル。

創業者は柴原祐喜氏と大浦学氏のお二人です。

日本では米国と比べるとまだまだベンチャー企業は資金調達が難しい環境にあります。

その現状に危機感を感じ、1円でもベンチャー企業への出資額を増やしたいという思いからFUNDINNOは誕生しました。

企業データは下記の通りです。

会社名 株式会社日本クラウドキャピタル
住所 東京都品川区東五反田5丁目25番18号
電話番号 03-6721-6691
設立 2015年11月26日
資本金 14億1847万9340円(2020/6)
役員 代表取締役CEO 柴原 祐喜
代表取締役COO 大浦 学
取締役 二又 浩
取締役 平石 智紀
取締役 布施 知芳
取締役 守屋 実
監査役 村主 佳隆
監査役 金井 重高
監査役 石井 絵梨子

様々な事業会社から出資を受けており、また資本業務提携を結んでいます。

  • 株式会社SEEDATA
  • 第一生命保険株式会社
  • 株式会社アイ・アールジャパン
  • 出井伸之氏
  • 池森ベンチャーサポート合同会社
  • 株式会社エヌリンクス
  • 株式会社コシダカホールディングス
  • 三桜工業株式会社
  • ログリー・インベストメント株式会社
  • フィンテック グローバル株式会社
  • 株式会社IR Robotics
  • 東急株式会社
  • 株式会社菊池製作所

FUNDINNO(ファンディーノ)の代表取締役

日本クラウドキャピタルの代表取締役の画像

FUNDINNO(ファンディーノ)の代表取締役である柴原 祐喜氏と大浦 学氏の経歴を詳しく紹介します。

柴原 祐喜氏のプロフィールは下記の通り。

2009年 カリフォルニア大学卒業。2012年明治大学大学院グローバルビジネス研究科修了。大学院での研究テーマは「未上場企業の価値算出」。2012年システム開発・経営コンサルティング会社を設立。日本のスタートアップ環境を盛り上げていきたいとの思いで共同代表の大浦とともに、2015年株式会社日本クラウドキャピタルを設立。代表取締役CEOに就任。日本初の第一種少額電子募集取扱業として、株式投資型クラウドファンディングサービス「FUNDINNO」を開始する。また、金融関連企業5社・金融関連分野に携わる有識者・法律家からなる『金融関連分野におけるブロックチェーン技術実務適応研究会』の発足・運営に幹事企業として携わる

大浦 学氏のプロフィールがこちらです。

2011年 明治大学商学部卒業。2013年明治大学大学院グローバルビジネス研究科修了。大学院での研究テーマは「マーケティング」。同研究科で後の株式会社日本クラウドキャピタル代表取締役CEO柴原と出会い、柴原とともに、システム開発・経営コンサルティング会社を起業。2年目には黒字化を達成。2014年1月、神奈川県箱根町の支援を受け、地域活性を目的とした一般社団法人はこねのもりコンソーシアムジャパンの理事に就任する。その後、ベンチャー企業の育成に貢献したいという強い思いにより、2015年株式会社日本クラウドキャピタルを柴原と設立。代表取締役COOに就任。FUNDINNOの事業責任者としてサービスの拡充や改善などを牽引し、現在まで、業界トップの実績を維持する。

日本クラウドキャピタルの決算公告

日本クラウドキャピタルはホームページ上で決算公告を公開しています。

2016年10月期

【利益剰余金】△4,559.1万円

2017年10月期

【利益剰余金】△2億1,729.5万円

2018年10月期

【利益剰余金】△3億6670.9万円

2019年10月期

【利益剰余金】△6億6,675.5万円

2020年10月期

【利益剰余金】△11億3,332.4万円

FUNDINNO(ファンディーノ)の実績は??

現在までにFUNDINNO(ファンディーノ)で資金調達した会社は100件以上。

累計制約金額は41億円を超えています。(2020年10月現在)

ユーザー数は70,000人越え。

実績面では国内NO.1のサービスです。

詳しいデータは下記記事にまとめてあります。

EXIT(イグジット)実績

FUNDINNO(ファンディーノ)でのイグジット実績を紹介します。

企業名 リターン
ハーバルアイ 1.5倍
nommoc 1.5倍
O社 1.2倍
F社 1.3倍
琉球アスティーダスポーツクラブ 1.4倍

FUNDINNO(ファンディーノ)で初となるイグジットはハーバルアイです。

2019年の6月に事業会社への相対取引でのイグジットになります。

希望する投資家は出資額の1.5倍の金額で買い取ってもらう機会が提供されました。

2社目はnommocでこちらも相対取引でのイグジットとなり、希望する投資家は出資額の1.5倍で買い取ってもらうことができました。

また、公表はされていませんがA社とB社も相対取引でイグジットしました。

そして琉球アスティーダスポーツクラブは東京プロマーケットへのIPOが新規承認されています。

株式投資型クラウドファンディングで資金調達した企業では初のIPOとなります。

倒産・解散実績

倒産、解散した企業は2021年7月現在4社です。

  • ブレスサービス
  • ユニボット株式会社
  • 株式会社MU
  • 株式会社SameSky

株式会社MUについては代表取締役が自己資金で400万円を用意し、FUNDINNO調達時点の約6分の1の株価で株式の譲渡を希望する株主に対して株式の買取を実施しました。

FUNDINNO(ファンディーノ)における出資までの流れ

FUNDINNO(ファンディーノ)で出資するまでの流れを簡単に紹介します。

  1. 口座開設
  2. 出資企業を選択
  3. 投資金額を選択
  4. 入金する
  5. 株式(新株予約権)が割当られる

この5ステップ。

まずはFUNDINNO(ファンディーノ)への口座開設が必要です。

FUNDINNO(ファンディーノ)ではスマホから簡単に口座開設ができ、eKYCを採用しているため最短翌営業日に口座開設が完了します。

郵送での口座開設は3営業日ほどかかりますので、eKYCでの口座開設がおすすめです。

口座開設が完了したら続いて出資企業を選択し、その後で出資金額を決めてください。

出資金額はケースバイケースですが今のところ下記の3ケースがほとんどです。

  • 10万円
  • 30万円
  • 50万円

最低投資金額は10万円前後になる場合がおおいです。

過去には1万円から出資できた案件もありました。

FUNDINNO(ファンディーノ)における口座開設の審査

FUNDINNO(ファンディーノ)は口座開設の審査が厳しいです。

ホームページ上で下記に該当する人は利用できない旨が記載されています。

  • 1 年以上の有価証券の売買等の投資経験がない方
  • 金融資産を300万円以上保有されてない方
  • 満20歳未満の方及び満 80 歳以上の方
  • 投資資金の性格が生活費・借入金・使途確定金等の方
  • ご本人様以外でお申込みをされる方
  • 暴力団員、暴力団関係者あるいは総会屋等の反社会的勢力(第 7 条で定義する。)に該当される方
  • 海外にお住まいの方、海外に居住地国を有する方等
  • 米国市民(米国籍保有者)、グリーンカード保有者又は米国居住者の方
  • 既に当サイトの投資家登録をされている方(重複登録は不可)
  • 成年後見人制度に係る家庭裁判所の審判を受けた方等
  • 外国政府等において重要な公的地位にある(あった)方及びその家族の方
  • 法人の方(現在、法人の方の投資家登録は受け付けておりません)

特に注意すべきは1年以上の有価証券の売買、そして金融資産300万円以上です。

これを満たしていない人はFUNDINNO(ファンディーノ)の口座を開設できない可能性が高いです。

FUNDINNO (ファンディーノ)のメリット

FUNDINNO(ファンディーノ)のメリットについて紹介していきます。

メリット1:出資した企業の成長を見守れる

FUNDINNO(ファンディーノ)で出資すると定期的に企業からIRが送られてきます。

IRというのは企業からの報告書で業績のことや、連絡事項、さらには大きな進展がある時にだされるものです。

これはFUNDINNO(ファンディーノ)を通じて出資した株主しか見ることはできません。

出資した企業の成長を見れるのは株主の特権です。

メリット2:少額からエンジェル投資ができる

FUNDINNO(ファンディーノ)は少額から出資ができます。

多くの案件は10万円前後からになりますが、過去には1万円から出資できる案件もありました。

通常、エンジェル投資は数百万円〜数千万円規模となりますので、こちらと比較すると1/10以下です。

FUNDINNO(ファンディーノ)が登場したことでエンジェル投資のハードルが大幅に下がりました。

メリット3:エグジットすれば大きなリターンが見込める

FUNDINNO(ファンディーノ)をはじめとした株式投資型クラウドファンディングは出資した企業がエグジットすれば大きなリターンが見込めます。

エグジットとはIPOや企業にM&Aされること。

IPOの方が大きなリターンが見込まれますが、難易度は非常に高いです。

FUNDINNO(ファンディーノ)で募集される案件は創業後数年以内の企業が多いため、IPOまで行けば出資額の10倍以上のリターンも夢ではありません。

メリット4:株主優待を得ることができる

企業によっては株主優待をもらうことができます。

自社の製品やサービスを割引料金で受けられるものが多いです。

一例をあげます。

オールユアーズ 自社製品の割引券
ファイレスキュー 消化器などの自社製品
KAWAII JAPAN コスプレイベントへの参加券
Fesbase 契約店での割引
VIE STYLE 自社製品の50%オフ

メリット5:エンジェル税制が適用される企業がある

FUNDINNO(ファンディーノ)で資金調達する企業の中にはエンジェル税制が適用される企業があります。

ベンチャー企業へ投資を行った個人投資家に対して税制上の優遇措置を行う制度です。

エンジェル税制はAとBがあり、Aの場合は総所得金額から控除されます。

エンジェル税制Aが適用される企業に出資すれば大きな節税になります。

適用される企業は事前にアナウンスされますので、エンジェル税制が適用される企業にのみ投資することも可能です。

また、FUNDINNO(ファンディーノ)では節税額を計算できるシミュレーターも用意されています。

年収や出資額など、いくつかの項目を入力するだけで事前に大まかな節税額を把握することができます。

エンジェル税制の認定事業者に認定

ファンディーノを運営する日本クラウドキャピタルは経済産業省からエンジェル税制認定事業者に認定されました。

これにより日本クラウドキャピタルが都道府県に代わり、認定業務を行うことができるようになります。

メリット6:新株予約権への投資も可能

FUNDINNOでは普通株式の他に新株予約権への投資も可能です。

新株予約権とは株式の交付を受けることができる権利のこと。

FUNDINNOで投資できる新株予約権はFUNDINNO型新株予約権といい、投資家に配慮した設計がされています。

J-KISS型を参考にし、FUNDINNOが独自に作り上げたのものです。

メリットとしては投資家はバリュエーションを先送りでき、企業側としては出資者の議決権がありませんので、次回VCや事業会社から資金調達をする際に円滑に進められる可能性があります。

ファンディーノ型新株予約権については下記記事でまとめていますのでこちらを一読してください。

メリット7:ウェビナーが豊富

ファンディーノでは投資家と調達企業が触れ合える機会を提供するため、定期的にウェビナーを行なっています。

ウェビナーでは調達企業の進展状況や投資家からの質問に答えるなど、様々なコンテンツが用意されています。

ウェビナーはファンディーノに投資家登録をすることで通知がくるので、Peatixから申し込みをする形で参加可能です。

ZOOMを利用しますので事前にインストールをしておきましょう。

FUNDINNO(ファンディーノ)のデメリット

続いてデメリットを紹介します。

デメリット1:出資元本が戻ってこない可能性が高い

株式投資型クラウドファンディングはイグジットできれば大きなリターンが見込めますが、その分リスクも大きいです。

出資した企業が倒産した場合、出資元本が戻ってこない場合もあります。

エンジェル投資は10社に投資したら、2,3社しかイグジットできないといわれています。

この2,3社がイグジットした利益で毀損した金額以上の利益を出すという投資方法です。

上場企業への投資とは全く違いますから、ここはしっかりと頭に入れておきましょう。

ただし、上場株の信用取引のように投資金額以上の損失を被ることはありません。

デメリット2:いつでも投資できるわけではない

また、FUNDINNO(ファンディーノ)はいつでも投資できるわけではありません。

募集企業は増えてきていますが一ヶ月に多くて4〜5社です。

今後、市場規模が大きくなれば改善していくでしょう。

デメリット3:人気案件はすぐに満額調達

人気の案件は募集終了期間を待たずに終了してしまいます。

過去には数分で満額調達した企業も。

FUNDINNOの出資は先着順ですので、人気になりそうな案件は募集開始後すぐに申し込みするようにしてください。

デメリット4:IRの頻度が企業により偏りがある

各社からIRが出されますが企業により偏りがあります。

一ヶ月に1度必ず提出する企業もあれば、年に1回しか出さない企業など様々。

ファンディーノ側は企業にIRを定期的に出すように要望を送っているとのことですが、ばらつきがあるのが現状です。

FUNDINNO(ファンディーノ)で投資する際のコツ

株式投資型クラウドファンディングは1社に多く投資するよりも複数社に少額投資した方がリスクを分散させられます。

ベンチャー投資のプロであるベンチャーキャピタルやCVCも出資額を決めて投資しています。

もし、50万円の予算があったら1社にオールインするのではなく、5社に10万円ずつなど分散投資する方がいいでしょう。

FUNDINNOの注意点

FUNDINNOで投資する際の注意点をまとめました。

注意点1:エンジェル税制の申請には期限がある

エンジェル税制が適用される企業に投資した時点でエンジェル税制が適用されるわけではありません。

適用を受けるためにはファンディーノのマイページからエンジェル税制の申請用紙などをダウンロードして一定の処理をしなければいけません。

また、期限も決まっており、その期限をすぎた場合にはエンジェル税制が適用されず税制上の優遇を受けることができません。

注意点2:入金を忘れた場合は投資ができなくなる

出資申し込みをした後に期限までに入金を忘れた場合、次回以降の案件に投資ができなくなります。

万が一、投資ができなくなった場合、ファンディーノ側に問い合わせることで解除してもらえる可能性があります。

もしうっかりミスなど故意ではない場合は正確に説明しましょう。

出資した企業がイグジットした場合の手続き

FUNDINNO(ファンディーノ)で出資した企業がイグジットした場合の手続きですがイグジット内容によって変わってきます。

  • IPO
  • M&A
  • 相対取引

出資した企業がIPOした場合ですがこちらの場合は上場後にマーケットで売却する必要があります。

IPOした際に売却までの流れが説明されると思いますが、証券口座を保有していない場合は開設する必要があります。

また、売却時には証券会社ごとに所定の手数料(数百円ほど)がかかりますので理解しておきましょう。

M&A、相対取引でのイグジットが確定した場合は出資先からIRで連絡がきますので、それにしたがって売却を進める必要があります。

FUNDINNO(ファンディーノ)のまとめ

FUNDINNO(ファンディーノ)のまとめです。

要点まとめ
  • 実績は国内NO.1
  • 少額からエンジェル投資ができる
  • エンジェル税制適用企業がある
  • 株主優待が貰える企業がある
  • イグジットすれば大きなリターン
  • 倒産したら元本が毀損
  • 人気案件はすぐに満額に到達
  • 新株予約権への投資も可能
  • IPOした企業がある

日本初の株式投資型クラウドファンディングサービスということもあり、実績は国内NO.1です。

少額からエンジェル投資ができる上に、エンジェル税制が利用できれば税金が優遇されます。

さらに国内で初となるIPOによるイグジット実績を出すなど他社と比較しても頭一つ抜けた存在です。

これから株式投資型クラウドファンディングを始めようとしている方にはマストなプラットフォームといえるでしょう。

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