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CAMPFIRE Angels(旧GoAngel)とは?? 実績や特徴、メリット・デメリットのまとめ

国内2社目の株式投資型クラウドファンディングプラットフォームとしてスタートしたのがCAMPFIRE Angels(旧GoAngels)です。

GoAngelがリブランドされてCAMPFIRE Angelsとなりました。

今回はCAMPFIRE Angelsについての特徴から投資した場合のメリット・デメリットを徹底紹介していきたいと思います。

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CAMPFIRE Angelsとは??

CAMPFIRE Angelsはベンチャー企業であるCAMPFIREグループのDANベンチャーキャピタル株式会社が運営しています。

基本的な情報は下記の通りです。

設立年月日 平成27年5月15日
本店 東京都千代田区内幸町一丁目1番1号
資本金 1億1,850万円
代表者 出縄良人

DANベンチャーキャピタルは複数の企業に出資するベンチャーキャピタルとしての顔をもちながら、キャピタリストを育てる養成講座も運営しています。

代表者の出縄氏は過去にディーブレイン証券(現 クラウド証券)を設立し、数社の企業のIPOに携わっています。

さらに日本証券業界のグリーンシート制度を活用した銘柄の取り扱いを開始。

グリーンシートで140社の主幹事を務め、110億円の資金調達をサポートした実績があります。

また、以前はGoAngel(ご縁ジェル)というサービス名でしたが2019年の11月に有名ベンチャーのキャンプファイヤーの子会社になったことから、2020年の8月にリニューアルされてCAMPFIRE Angelsに生まれ変わりました。

CAMPFIRE Angelsの仕組み

個人投資家はCAMPFIRE Angelsを通し未上場企業へ少額から投資が可能です。

発行会社は出資金と引き換えに個人投資家に株式を発行。

個人投資家は出資した企業がIPOやM&Aなど、イグジットが行われた時にリターンを受け取れます。

また、出資した企業が倒産した場合、またはイグジットした場合でも出資した時よりも企業価値が下がっていた場合は損失になる可能性があります。

CAMPFIRE Angelsにおける投資コース

CAMPFIRE Angelsでは下記の二コースから出資金額を選べるケースが多いです。

  • 10万円
  • 30万円
  • 50万円

FUNDINNO(ファンディーノ)やイークラウドは約10万円から。

ユニコーンは5万円から投資が可能です。

これらを考慮すると国内の株式投資型クラウドファンディングの中では平均的な水準です。

上限に関してですが、金融商品取引法の定めにより1社あたり50万円までと決められています。

CAMPFIRE Angelsで出資するまでの手順

CAMPFIRE Angelsで出資するまでの手順は下記の通りです。

  1. CAMPFIRE Angelsに口座開設
  2. 出資する企業を決める
  3. 投資額を決める
  4. 入金する

この4ステップです。

口座開設は1週間ほどで完了します。

出資した企業と投資額を決めて申し込みをしてください。

その後、入金をすれば出資が確定。

入金する場合は振込手数料を投資家が負担しなければいけません。

所定回数振込手数料が無料の住信SBIネット銀行から振り込むことをおすすめします。

また、申し込みした日を含め8日間いないなら申し込みを撤回することが可能です。

キャンセルした場合は代金が全額返金されます。

CAMPFIRE Angelsの実績

CAMPFIRE Angelsは現在までに9社の資金調達を成功させています。

  • 株式会社マルチブック
  • 株式会社エデューレエルシーエー
  • バセル株式会社
  • 悟中株式会社
  • 株式会社グローバルゲイツ
  • エレガント株式会社
  • 株式会社ヒナタデザイン
  • 住まいるサポート株式会社
  • Gigi株式会社
  • 株式会社インターメディア研究所
  • ヒナタデザイン

総額は合計1億9,900万円です。

現在日本で展開している他の株式投資型クラウドファンディングプラットフォームと比較するとやや劣る実績です。

また、GoAngel時代にはベンチャー企業というよりは既存ビジネスを運営する企業が多かったです。

CAMPFIRE Angelsにリブランドされてからは先進性の高いベンチャー企業が多くなりました。

CAMPFIRE Angelsのメリット

CAMPFIRE Angelsのメリットを紹介していきます。

メリット1:代表の実績が豊富

1番のメリットは代表取締役である出縄氏の実績でしょう。

過去にはディーブレイン証券でIPOの主幹事をつとめたことがあるので、上場までのノウハウを知っています。

企業がエグジットするまで有益なアドバイスをしてくれるはずです。

メリット2:エグジットすれば大きなリターンが見込める

出資した企業がM&AされたりIPOをすれば大きなリターンが見込めます。

数倍〜十数倍になる可能性が高いです。

しかしながら、エグジットしたとしても確実に利益が得られるというわけではありません。

かなり稀ではありますが損失になるケースもあることは頭に入れておきましょう。

メリット3:特典を貰える可能性がある

株主優待ではありませんが、企業の中には株主に対して感謝の意味をこめて特典を配布することがあります。

過去にはCAMPFIRE Angelsで資金調達したmultibookが株主に対して5,000円のクオカードを配布しました。

メリット4:株主総会に参加できる

出資した企業の株主総会に参加することができます。

株主総会の時期になると株主に対して案内が送付されます。

開催時期や場所が記されていますので、案内を持参していきましょう。

未上場企業の株主総会に出席するのは価値ある経験になるはずです。

メリット5:エンジェル税制が期待できる

CAMPFIRE Angelsを運営しているDANベンチャーキャピタルはエンジェル税制における認定業者として登録されています。

エンジェル税制が適用される企業に個人投資家が出資した場合、節税の期待ができます。

国内ではFUNDINNOを運営するJCCも認定業者として登録済みです。

CAMPFIRE Angelsのデメリット

続いてCAMPFIRE Angelsのデメリットです。

デメリット1:投資のハードルは平均的

先ほども言いましたがCAMPFIRE Angelsの最低出資金額が10万円に設定されている案件が多いです。

これは国内における株式投資型クラウドファンディングのプラットフォームでは平均的な水準となります。

他社サービスの最低出資額は下記の通り。

  • FUNDINNO → 10万円前後
  • ユニコーン → 5万円
  • GEMSEE Equity → 25万円前後
  • イークラウド → 10万円

ユニコーンと比較すると2倍もかわってきます。

デメリット2:手数料がかかる → 改善

GoAngelsで出資する時は出資金額のほかに手数料がかかりました。

手数料は銘柄によって変わってきますが最低でも1株あたり約5,000円ほど。

25万円出資する場合は20,000円ほどの手数料がかかります。

他社サービスでは手数料がかかりませんので、これは大きなデメリットと言えました。

しかし、CAMPFIRE Angelsにリブランドされてからは手数料が掛からなくなりました。

デメリット3:旬な分野の企業が少ない

GoAngels時代には資金調達している企業の業種は他のサービスの企業と比較するとやや地味でした。

飲食関連がやや多い印象。

現在はブロックチェーンやAI、IoT、フィンテックといった企業が人気ですが、これらの案件は少ないです。

それもあってかGoAngelsでは資金調達に失敗する企業も多かったです。

CAMPFIRE Angelsではテクノロジー系の案件もあるため、今後に期待です。

デメリット4:損失を出す恐れがある

CAMPFIRE Angelsで出資した企業が倒産をした場合、損失を出す恐れがあります。

多くの場合、お金が戻ってくることはないでしょう。

ハイリスク・ハイリターンであることはかならず理解しておくようにしてください。

デメリット5:上場を目指していない企業もある

CAMPFIRE Angelsで資金調達を行う企業の中には上場を目指していない企業も存在します。

株式投資型クラウドファンディングを投資として考えている方は出資する前に、必ず案件の募集ページをチェックするようにしてください。

CAMPFIRE Angelsのまとめ

要点まとめ
  • 代表取締役の実績が豊富
  • 最低出資金額が高い
  • 手数料がかかる
  • ハイリスク・ハイリターン
  • 特典が貰える場合もあり
  • 株主総会に参加できる
  • 企業を応援できる
  • キャンプファイヤーの子会社
  • エンジェル税制の認定業者

代表の実績が豊富で、CAMPFIREグループ、さらに最低出資金額も高くなく、手数料がないのは投資家には大きなメリットです。

また、エンジェル税制認定事業者になったことから投資によって税制優遇を受けられる企業も今後多くでてくることが期待されます。

リブランドされてからUI、UXも改善が行われ、投資家はよりベンチャー企業を知ることができるようになったと思います。

今まではエンジェル税制はFUNDINNOの1強でしたが、それを脅かす存在になるかもしれません。

今後、期待できる企業の1社といえるでしょう。

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