国内の株式投資型クラウドファンディングで2社目のイグジット案件が生まれました。
FUNDINNO(ファンディーノ)で資金調達したnommocです。
今回は詳細をまとめていきたいと思います。
Contents
EXITとは??
未上場株を保有している投資家が売却できることをEXITと言います。
EXITとは主に下記の3通りがあります。
- IPOイグジット
- M&Aイグジット
- 相対取引
IPOイグジット
IPOイグジットは未上場会社が上場することです。
投資家は市場で売却することができます。
M&Aイグジット
M&Aイグジットは他社に買収されることです。
投資家の株式は買収先に売却することになります。
相対取引
相対取引は他の投資家や事業会社に売却することです。
市場を通さずにクローズドな取引になります。
nommocとは??
今回EXITしたnommocは車移動を無料にするためのサービスを手がけている企業です。
最新のAI技術により消費者行動の予測や先回り等を確度高く実現し、目的地まで無料で乗車することを目指す。そんな夢の移動体験を現実にしていくツールを提供しています。
具体的には車内にデジタルサイネージを配置し、そこに企業の広告を掲載。
マネタイズは企業からの広告費がメインです。
国内大手のFUNDINNO(ファンディーノ)で2018年6月に254人の投資家から5,000万円を資金調達。
およそ1年9ヶ月でのイグジットとなりました。
相対取引でのイグジットでパフォーマンスは50%に
nommocのイグジットは相対取引です。
数社の法人がFUNDINNO(ファンディーノ)の投資家から株価1.5倍で買取をしました。
投資家は1株50円を75円で売却したことになります。
資金調達時のコースは下記の4コース。
- 125,000円コース(2,500株)
- 250,000円コース(5,000株)
- 375,000円コース(7,500株)
- 500,000円コース(10,000株)
2,500株保有していた投資家は62,500円、10,000株保有していた投資家は25万円の利益となりました。
また、今回は希望者のみ法人が買取をした形です。
上限金額が設定されていたために、売却ができなかった投資家も存在します。
nommocはなぜEXITしたのか??
nommcoがEXITをした背景には買い手との事業シナジーの可能性があったこと。
そして創業初期を支えてくれたFUNDINNO投資家へのリターンが発生。
この2点です。
株式投資型クラウドファンディングにおける過去のEXIT
nommocは株式投資型クラウドファンディングにおけるEXITとしては2社目になります。
1社目はFUNDINNO(ファンディーノ)で資金調達をした漢方生薬研究所です。
こちらも相対取引でのイグジットで、1.5倍のリターンでした。
この時も売却するかどうかは投資家が判断する形式で行われました。
まとめ
国内の株式投資型クラウドファンディングとしては2社目のイグジット案件が誕生しました。
また、nommocは相対取引でのEXITのため、引き続き目標であるIPOイグジットを目指すことになります。